シリーズ:きらりと光る寒川の人々

第1回 大山貴子さん(一之宮)        < Interview main page         Next >

Interview of farmer

今日は寒川町一之宮にお住いの大山貴子さんとお話をする機会を頂きました。普段からPTAの活動などでお世話になっている方も多いと思いますが、普段着の大山さんはどんな方なのでしょう。

まず、大山さんの子ども時代はどのように過ごされたのかお伺いしました。大山さんのお父さんは警察官だったので、剣道が日常の一部だったそうです。横浜で過ごした3歳のころから剣道に親しみ、3段の腕前までになりました。ただ、中学生の頃はかなりすさんだ生活を送っていたそうです。現在はその反省を生かして、よりよい社会を創るための活動に没頭する毎日です。ちなみに大山さんが人生で一番尊敬しておられるのはご両親だそうです。いいご家族に恵まれて幸せだと感じました。

例えば、PTA連合会の役員を長く務め、寒川の学校と県の教育委員会をつなぐ役目を果たしました。この活動を通して教育に関する様々な問題を知ることとなった大山さんは、寒川の教育についてのご意見番とも言えます。立場に囚われない自由な意見を述べることのできる大山さんだからこそ、真実だと思う事がたくさんあります。

また、大山さんは有志の方々と協力して、広範囲にわたり、しかも生活の実態を忠実に反映した町への提言書をまとめました。この提言書は町長に提出され、感謝の言葉がありました。本来このような提言は町民の代表である議員が積極的に行うものですが、もちろん議員しかやってはいけないものではなく、町民の全てに与えられた権利です。大山さんはこの重要性を理解し、さらに実行するという行動力を示しました。このことが町や議会に与えた好影響は大きく、今後の町政に活かされることと思います。また、大山さんによるとこういった活動は単発的ではだめで、継続して行い、町や町民からのタイムリーなフィードバックが必要だとのことです。

大山さんはまた、「マイスターネット」という非営利団体の活動も積極的に行っておられます。この団体は寒川をベースに、町の抱える問題をみんなで話し合い、解決することを目指しています。小学生に無料の学習講座を開いたり、大人向けに英語教室も開いています。現在コロナにより活動が制限されていますが、町民誰もが参加できるバスツアーなども計画中です。大山さんのアイデアで素晴らしいツアーになるはずですので期待大です。

このように、とても忙しい毎日をお過ごしの大山さんですが、実はある資格を取得するために寝食を忘れて勉学に励んでおられるそうです。インタビューをしながら、自分は大山さんのように頑張れるだろうかと恥じ入ってしまいました。これから大山さんは何をされるのか大変興味があります。その際はまたインタビューをお願いしたいと思います。大山さんのこれからに期待です。